| Japan Corner |
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アメリカ経営に学ぼう‐企業の利益向上‐
アメリカからアジア諸国に位置する日本を見ていると、アジアの近隣諸国ともまたヨーロッパ諸国とも違った特殊性が多く映り、外国人から見ると観光で訪れる以外は、仕事の面でも生活の面でも理解するのが非常に困難な場面に多々ぶつかる時がある。つまり日本の生活に深く入りこもうとすればするほど外国人にとって難問が立ちはだかって来る。
なかなか日本人の社会に入り込めない、なかなか日本人の心がつかめない、と云う日本のこの特殊状況がある意味では日本と云う国そして日本市場を外国からの進入から守っているのではなかろうか。
戦後の苦しい生活を耐え忍んで時代をつなげてくれた人々や、家庭を犠牲にしてまでも会社に対する強い忠誠心で日本経済を成長させてくれた団塊世代のお陰もあり、日本は現在もアメリカに次いで世界ナンバー2の経済大国の座を維持している。ある特殊産業では日本を越えている国もあるが、アメリカから世界を見ると経済総合力ではやはり日本は世界ナンバー2の経済大国であり、ナンバー3には日本を追い越すのは非常に難しいのではないのか、と云う程の大差をつけている。
過去約20年間の日本経済は、当初は日本のバブル景気、中期はアメリカのIT景気との相乗効果で日本経済は絶好調に達し、アメリカ企業のトップ達は揃って日本式経営学を学び始めた。やがてバブルが崩壊し不動産価値が下落し不況開始、日本の大手メーカーは揃って大量の従業員解雇に走った。アメリカもIT景気が失速し景気後退が始まった。
日本は景気低迷が長く続いたがようやく昨年後半頃から百貨店でも宝石や貴金属などの高級品が一般客に売れ始め、景気回復の兆しが見えて来た。一方、アメリカはITバブルがはじけてから回復までが非常に早かった。日本とアメリカのバブルの崩壊度はそれぞれ大きく違うが、一般的にアメリカ人は回復が早く、企業利益向上の為には商品を改善すると云うよりも全く新しい商売や商品を創造してしまう。またアメリカの経営者達の苦境に陥った時の精神力は驚くべきものがある。昭和31年2月に経団連二代目会長に就任した石坂泰三氏が、アメリカ人の仕事は景気に左右されるのではなく、景気を乗り越えて仕事を創造すると云う強い精神力に基づいていると言ったそうだが、正確にアメリカ人経営者達の事実を述べている。最近は仕事の中で日本人の大和魂も顔負けするようなアメリカの開拓精神を見せつけられる事が多々ある。
日本は今までアメリカからいろいろな経営理論を学んで来た。アメリカも日本からカンバン方式などを含むいろいろな経営理論を学んで実行している。日本がこれから安定した景気成長を計るにはどうしたら良いのか。国の政策はもちろん重要だが、先ず1番最少単位である日本の会社個々が販売向上、利益向上を達成しなければならない。
アメリカの各種企業の経営陣として過去30年間日本と取引をして来て日本を見いると、日本の企業がアメリカの経営方式、市場戦略、販売戦略から学び取り日本で有効的に実践できる事は今なを多々ある。例えば下記の項目などが挙げられる。
組織強化
トップの決意
事業拡大
ブルーオーシャン戦略
競争力
社員レベルの向上
営業力強化
究極営業
とにかく本当の仕事をするアメリカ人はやる事が半端ではない。日本人の例で挙げれば、ちょうど全米の野球の選手達も称賛している、その道一筋のシアトルマリナーズのイチローの様なプロなのである。
次号からは上記の各項目に関し解説して行くが、米国の優秀な経営者達は常に次のことを念頭に入れて仕事をしている。゛人の先を行くには、朝起きた時に自分の前の鏡の中に写っているその人(自分)に打ち勝つことである。゛
筆者プロフィール
東京都出身。 法政大学英文科卒業。 フットウェア インスティチュート オブ カナダ卒業 (販売マネジメント)。
当時世界最大手小売店シアーズ(本社シカゴ)の日本、オーストラリア、カナダ担当、消費者志向の販売、企画、サポートに従事する。米国消費者の需要、動向を捉えた担当プロジェクト全商品が全米で大ヒットし、シアーズ最優秀企画賞を2回受賞。その後、中島USA株(本社シカゴ)最高経営責任者として全米、欧州市場を開拓、日本本社の零細メーカーを6年間で年商1億5千万円から450億円の世界最大手のOEM事務機器メーカーに育てる。その後、さまざまな米国企業(食品、ハイテク製品、医療機器、ソフト、歯科器具、経営コンサルタント)の社長、副社長、専務、事業本部長を経験。
少年期から米国社会の環境で育ち、東南アジア諸国、オーストラリア、カナダなどを歴任。現在はAsialinks社(シアトル)社長兼CEO、Medialead社(シアトル)アジア太平洋社長およびシカゴの米国経営者向けコンサルタント会社の社長を兼任。
米国での代表的ヒット商品にはワンステップコレクションタイプライター及びサーマルプリンター、日本で市場開拓した代表的ヒット商品には60インチ大画面サングラステレビのバーチャルアイグラス及び音波歯ブラシのソニッケアーがある。米国在住30年。
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