| Japan Corner |
| |
Word Of Mouth
(ワード オブ マウス
米国の会社に推薦したい日本の会社
アメリカの会社にとって日本の会社と取引をする場合、最優先するのは相互の信頼(mutual trust)と商売の公平さ(fairness)である。製品の仕様や商売の諸条件に関する交渉過程(negotiation process)においてはいろいろな戦術(tactics)を使うのは日米同じであり、なるべく自社の利益に有利に導こうとするのは当然である。
上記交渉過程を踏んでお互いに公平な商売が出来ると確信し契約書にサインし、あるいは両社の信頼に基づき契約書無しで商売を開始することになる。興味があるのはこのビジネスの第一段階(first phase)後の日本の会社の商売の仕方である。
筆者は過去30年間米国の各種企業の経営陣の一員として、大から小まで日本の会社を2,000社以上見て来た。当初想像した通り売り手、買い手の立場を公平に考え協力的な商売に進んで行く会社もあれば、いきなり本性を現し自社の利益のみを追求する会社もある。またお客様は神様だと言わんばかりに、次から次へと出費のかかる追加仕様を要求してくる会社もある。また交渉段階時には一言も出なかった条件を、これは我が社のポリシーだ、受け入れられなければ注文はキャンセルする、とひどい新条件を押し付けてくる日本の超一流会社もある。
これらの経験に基づき、筆者は日米経営コンサルタントとしてアメリカの企業に自身を持って推薦できる日本の会社を本欄で実名で公表する事にした。公表された会社は自信を持って商売の発展に精進して欲しい。こういう立派な会社には弊社も極力協力したい。なを本欄ではアメリカのメーカーが日本の会社に製品を販売する、あるいは日本の会社に日本仕様で製品を製造する、と云うビジネスモデルの中での経験に基づいて日本の会社を査定している。
また、時に応じて筆者が米国の経営陣として日本の会社と商売を開始したが、悪い経験が多くて到底アメリカの会社には推薦できない、と云う会社も米国の経営者の経験談も含め本欄で紹介する。
次回からは、毎回米国の会社に推薦したい日本の会社を2社紹介する。
Word of mouth: 「口コミ」。強力なマーケッティング戦術の一つ。新製品は宣伝だけではヒットするとは限らない。実際に体験した人が良かった、と言えば効果は絶大。
ご意見ご質問などがありましたら、お気軽にpeter@asialinks.comにお送り下さい。
|
| |
|